タイトルに子どものパラダイスと書きましたが 子どもたちにとってものすごく大切な時間「ハリネズミ」を今日はご紹介しますね。
ホームクラスが始まって2週間。すでに、ハリネズミは子どもたちのパラダイス。保護者の皆さんは、ホームクラスは単に子どもを預かってくれるだけ、おやつが食べられる・・・ それくらいにしか思わないでしょうね。どちらかと言えば、課外教室でガンガン何かをやらせるほうが!!なんて思うかも・・・。 それもわかりますが・・・。
今日はちょっと子どもの育ちについて園長先生らしく書いてみましょう。
子どもたちにとって一昔前は、異年齢の子どもが集団で遊ぶことはごく当たり前のことでしたね。しかし、今はそんな風景はほとんど見受けられません。しかしその異年齢の集団遊びこそが「脳」の発達に大きく影響しているんですよ。
「脳を鍛える大人のDSトレーニング」でおなじみの川島隆太先生もおっしゃっています。
特に異年齢による集団遊びは前頭前野が活発に動くようになります。幼児期に大いに前頭前野を刺激することは脳を育て、集中力を高めキレにくい子どもへと成長させます。
異年齢遊びでは、相手が自分より年下であればその子も参加できるようなルールを考えなければならないし、年下の子は年上の子から知恵を学ぶことができます。そして、様々なことを想定し、推測し、判断しながら時には自分の気持ちを抑えながらコミュニケーションをとらなければなりません。これらすべてが前頭前野の働きによるものです。
親はすぐに紙面上で足し算や引き算をさせたがる、それもわかりますが 「お兄ちゃんやお姉ちゃんからいかに多くの玩具を横取りするか!!」そのほうが脳は活性化し知恵も働くものです(^0^)
また、遊びについていきたい仲間になりたいという一心で、ルールを理解しようと一生懸命に「聴く」こともします。分からない時、我慢ができない時は年下が泣けばいい。。。 それも知恵!困った年上はルールを変えてやればいい。。。。それが優しさと知恵。これが本当に使える「人としての力」こんな経験を積まない ペーパー上で育つ子どもたちは単純な育ちになるでしょう。しかし、人と交わりながら育った子どもは臨機応変、使える知恵と学んだ知識を使える人に育ちます。
友たちと参加するもよし、しかし一人で参加するのも新しい友達やお兄ちゃんお姉ちゃんに出会えるチャンス。そこに新し世界が広がるかも。
子どもは子どもと遊び、知恵を蓄え、力強く育っていきます。翌日に疲れを残してはいけませんが、時々ハリネズミで遊んでみるのもいいかもしれませんよ。お子様の育ちに。