新緑がとてもきれいな季節ですね。
穏やかな陽ざしと心地よい風。こんな季節がずっと続けばいいのにと思いながら、梅雨のネトネト地獄が頭を過りました。
さて、今日は少しずつ始まっている年長児の観察活動のお話です。「新緑」はまさに「虫ベビー」にとってパラダイス。
探せばいるんです。 写真のようなかわいい「虫ベビー」が。
子どもたちは、この虫ベビーを探すところから始めています。そして日々成長する幼虫たちに釘付けです。
幼虫を探す その時子どもたちは、全力の集中力を使うんです。見つけた瞬間その集中が解け、大きな喜びに変わります。大人も同じですよ。 私もそうだから!
そして、日々変わる幼虫を見て自分なりの新たな発見をして行くことでしょう。
それが、大切なんですね。 自分から働きかけて感動することを探す力が今の子どもたちには不足しています。身近にこんなに楽しめる素材がたくさんあるのに、なんてもったいないことでしょう。
小さな感動でもいいんです。それが子どもたちの脳裏に焼き付いて離れません。 それが「学びのもと」であり人生を楽しく生きるもとになるのです。
年長の保育室にはいま「虫ベビー」が50匹近くいます。種類は今年新たに仲間入りした、「アオスジアゲハ」と「アゲハチョウ」の2種類です。食草の違う「虫ベビー」を大切に育てたいと思います。
この「虫ベビー」が飼育ケースから巣立つとき、子どもたちの心にもきっと何らかの変化があることと期待しています。
「発見」こそ感動です。 大人も子どもも 「発見」できる柔軟な心と目と耳を足を鍛えましょう。