さあ、いよいよ生活発表会です。 タイトルにあげましたように子どもたちも先生も共に一つのことに向かって「練習」を積み上げてきました。 その結果はどうなるか当日までわかりません。
緊張して、練習の成果が上手く発表できないことも多々ありますね。
しかし、練習を積み重ねることに意味があるといつも思います。できないことが、自分の努力でできるようになる。いうなれば、苦痛を乗り越えてこそ、達成感や他の友達との連帯感が生まれます。そして、自信が付くと、視野も広がり物事に対する意欲も取り組む姿も変わるのです。
しかし、最近は努力なしに、喜びだけを味わいたがる傾向がありますね。幼少期から少しずつ、努力することを覚えてほしいものです。それが生きる為の土台となるからです。
どうしても、人はできる限り苦痛を避けて通りたがります。快適を求めがちです。心も体もしっかりと幼少期から鍛えておかないと、急には大きな壁は越えられません。
生活発表会を通して、子どもたちなりに緊張したり、不安になったり、褒められて喜んだり、出来なくてしょんぼりしたり様々な日々を過ごしたことと思います。しかし、
子どもが挫けそうになった時、弱音を吐く時こそ保護者の皆さんのサポートが必要ですよ。
親として、「しんどかったらやめとく~」「いややったらやめとく?」と言いますか、それとも「一緒に練習しよう!」「一緒に頑張ろう!」と言いますか?
その答えは、将来どんな子ども(人)に育ってほしいのかを思い浮かべご自身で決めてください。
私たち教師は、全力で子どもたちが持っている能力を最大限引き出してあげ、幸せな人生を歩むための基礎を作ってあげることが大切な役割だと思っています。
眠れぬ数週間を過ごした教師と、頑張った全ての子どもたちの発表をあたたかく見守っていただきたいと思います。