~こんにちは。レゴブロッククラブの増田です。他2名を加えた3名で課外教室を担当させていただきます。受講生のみなさま、これから1年間よろしくお願いします。
この「保育のひろば」から、写真ともにレゴブロッククラブの様子を少しでもお伝えできればと考えています。受講されていないみなさまも、ご家庭でのブロック遊びの参考にしていただけると幸いです。
今回は、年長さんの「安定したタワー」のレッスンをレポートさせてもらいます。
このレッスンのテーマはタワーです。
すぐにはブロックに触れず、まず体を動かしながらタワーの安定性について考えます。足をまっすぐ揃えて立ったときと、足を広げて踏ん張って立ったときの違いを体感!
「肩を軽く押されたくらいでは倒れない、より安定した立ち方はどっちかな?」
と、立ち方と安定性の関係について考え、体を動かしながら実感します。
タワーの安定性と底面積の関係に興味が沸いたら、いよいよブロックの登場です。先生のお話をよく聞いて、決められた高さの2種類のタワーを組み立てます。
最初に組み立てるのは、細くてまっすぐな12段のタワーです。
ある子が、「12段のタワーは完成したけど、一番上を黄色のブロックにしたい。でも一つ足すと13段になってしまう、どうしよう?」と手を止めていました。少しの間見守っていると、自分で考えて一つ減らしてから黄色のブロックを一番上にのせて、思い通りの12段のタワーを完成させました。
大人にとれば簡単なことですが、数の概念を学んでいる最中の子どもにとれば頭の使いどころです。
レゴブロッククラブでは、それを見逃さないようにし、教え込むのではなく、レゴブロックを通して楽しく体験することで、自ら学び取る機会を与える接し方を心がけています。
2つ目は、底面積を大きくした12段のタワーを組み立てます。形は違うけど高さが同じ2つのタワーが完成したら、2つのタワーを紙の上にのせ、紙を揺らして実験します。
「どちらが倒れやすいかな?」「安定しているのはどっち?」と考えながら、精一杯紙を揺らして、安定した構造について学ぶことができました。
次回は年中さんのレッスンの様子をお伝えする予定です。ご期待ください。
レゴブロッククラブ 増田 智子