年中組レゴブロッククラブ「映画館」

全学年共通

 こんにちは。レゴブロッククラブの増田です。
本日は、年中クラスの様子についてレポートします。

今回のレッスンは、「映画館」がテーマでした。
「アナと雪の女王」がブームを巻き起こしているためか、ほとんどのお子様が映画館に行ったことがあるようでした。そのため、映画館がどのような場所かについて、みんなの意見が飛び交い、活気あふれるレッスンとなりました。

最初に、映画館の座席についてみんなで考えました。まず、人形が座っている2種類の模型を見比べます。1つは平坦なところに座席があり、もう一方は座席が階段状になっています。それぞれを自分の目の位置まで持ち上げると、その違いは一目瞭然になります。そうです!後ろの座席の人でもスクリーンがよく見えるように、映画館の座席は階段状になっているのです。
そして、家でテレビを見るときと違うのは、自分以外にもたくさんの人が映画を観ていること。そのため、周りの人のことを考えて、どんなことに気をつけないといけないのかについても話し合いました。

映画館についてたくさんお話し、イメージが湧いたら、いよいよ映画館を組み立てます。
プレートと呼ばれる薄いブロックは、ポッチの間に挟んで垂直に立たせることができるので、それをスクリーンに見立てました。子どもたちは、自分が知らなかったブロックの使い方に大喜びです。
そして、後ろの人にもスクリーンがよく見えるように、階段状の座席を作っていきます。
作りながら、「これより先に行ったら危ないよという目印」「静かにしましょうと書いてる」など、公共の場だということを十分に意識し、独自のアイデアを取り入れた映画館を組み立てていきます。
自分のアイデアを表現し、さらに言葉でわかりやすく相手に伝える力が、ずいぶん伸びてきていると感じます。年少組さんのときは、自分のアイデアを言葉でうまく表現できず、口ごもってしまうこともありましたが、今では次々とアイデアが湧いてきて、言葉やブロックでどんどん表現できるようになっています。

レゴスクールの教育で大切にしていることの1つに「オープンエンド」というものがあります。それは、結果や作品だけで評価するのではなく、そこに至る課程でどのようなことを経験し考えたかを大事にする教育理念でもあります。そうすることで、自由な表現活動を制限せず、表現力、コミュニケーション力、そして自己肯定感を育み、自分で考える力を伸ばしています。

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